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新型インフルエンザ対策にお口の清掃?

秋・冬までは小康状態かと思われていた新型インフルエンザが、又猛威を振るい出しています。
予防法はニュースでも連日報道していますのでご存知と思いますが、手洗い・うがい・マスク・不用意に人混みに近付かない・やむを得ない場合は咳エチケット等です。

もう一つ、当院から大事な予防法のアドバイス、それはお口の中を清潔に保つと言う事です。
「なんで?」と思う方がおられるかもしれません。
誤嚥性(ごえんせい)肺炎と言う病気をご存知ですか?
誤嚥とは、誤って気道に食物等が流入してしまう事で、いわゆるむせると言う状態です。
皆さんも思いがけず唾液が気道に入って咳き込んだご経験があると思います。
高齢者は喉付近の、飲み込む機能や反射活動の低下によって、この誤嚥が増えてきます。
この時お口の中が不潔だと、誤嚥した食物と共に細菌が気道から肺に進入し、その結果発症するのが「誤嚥性肺炎」です。
肺炎は高齢者の死因でも上位に位置し、肺炎の中でも誤嚥性肺炎がかなりの割合を占めています。

そして見逃せないのは、高齢者施設等で口腔ケアを徹底した結果、肺炎の発症をかなり抑える事ができたという事実です。
さらにお口の中をきれいにする事は、誤嚥性肺炎だけでなく、インフルエンザの予防にもかなりの効果がある事が分かってきました。

ご自分で出来る事は、正しい磨き方で丁寧なブラッシング、あとは歯科医院で歯のクリーニングをお勧めします。(人によって違いますが、1―3ヶ月に1度)

お口を清潔に保ってインフルエンザを予防しましょう!

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